「私にとって補聴器のように必要な物です!!!」と叫んでやりたい。

私はADHDASDの軽度な障害を持っている。
軽度だからって症状が軽いわけではないのではあるが。
そんな私に以前とある出来事があった。
そのときからずっと言ってやりたいことがある。
「私にとって補聴器のように必要なものです!!!」
と嫌な人の耳元で叫んでやりたい。
なんでこんなことを言いたいのか。というとそれには理由がある。
クラスメイトに嫌なことを言われたのだ。
基本的に差別とかはしないクラスメイトたちだが、先日後ろの席の男の子に言われたのだ。
「なんで耳栓つけているの?」と。
疑問とか嫌がらせではない感じの声で。
だから理由を説明したのだが
「耳栓つけたらmaria寝るじゃん。」
と言われた。
一応、弁解しよう。
確かに私は寝ても眠くて授業中とかにも寝てしまうことがある。これは多分、障害と直接的なものでもないから自分の否だ。
だけど、私は耳栓を授業中に寝るときに使ったことなどない。休み時間に何度かだけ睡眠目的で使ったこともあるが2回くらいである。
わたしは、耳が良い。いいと言ってもちゃんと聞き取れるかは別として色んなところから音が聞こえる。
ここだけ聞いたら羨ましく思われるかもしれない。しかし、変に耳が良いせいで「苦手な」音がたくさん聞こえてしまうのだ。
例えば、バイオリンやピアノ(電子じゃないやつ)、各々が集中しなきゃいけない時間の話し声、カラオケにあるような感じのタンバリンの音。
苦手な音を聞くと私はなんだか嫌な気持ちになってきて、場合によってはその音の原因に怒鳴ってしまったりひどいときは殴ってしまったこともあった。あと、嫌な気持ちのときはすべての音が苦手な音になってくる。
苦手な音は周りの音と混ざって気持ち悪い音になってしまったり、楽器とかはまるで衝撃波。
頭が痛くなって気持ち悪くなって嫌なことしか浮かばなくなってくる。涙も出てくる。
今年の1月までは放置していたのだが1月に姉、親戚の叔父2人といったカラオケでタンバリンを歌っている途中に鳴らしまくってやめてくれなかった姉を殴ってしまい、そのせいでカラオケの雰囲気が悪くなったことをきっかけに「修学旅行ではこんなことを起こしたくない。」と思い耳栓を買ったのだ。この耳栓の具合はいい感じで先生や集中したい相手の声は聞こえるのに聞きたくない相手の声は雑音でも通せそうなくらいの声に聞こえてこれ越しなら怒鳴らずにすんだ。ちょっとでも衝撃波のような音が聞こえたらスグにこれを付けている。
だからみんなの前で暴れずにすむように耳栓を持って、つけるようにしているのだ。
ちなみに男の子にしたのは
「私は苦手な音があってその音を聞くと怒鳴ったり暴れてしまうときがあるから精神面が不安定なときにも備えて耳栓をつけたり持ったりしているんだよ」というもの。
結局、納得してもらえなかったが・・・。
もしも耳が悪いから。みたいな感じの理由で補聴器だったら納得してもらえたのだろうか。
だが、耳栓は私にとって大事なもので、私には補聴器のように重要なものだ。
怒鳴って殴って周りと自分を傷つけたくなくて持っている必需品だ。
こういうとき、外傷がない発達障害は不利だと思う。
次、また同じようなことがあったらそいつの耳元で鼓膜の破れそうな程の大声で叫んでやる。
「私にとって補聴器のように必要なものです!!!」って。